先代の2スト125ccを継いだのは2スト144cc。
よく聞かれるが、'13モデルの4スト250ccは手放してない。
なんで?と言われても、2ストと4ストの良さはそれぞれ。
注)2スト:ツーストロークエンジン
4スト:フォーストロークエンジン
二機体制は、たしかに贅沢。
でも人生の半分を生き抜いた俺には、
「折り返し地点」というデカいコーンをグルリと回った俺には、
あとは競技場のトラックを回ってゴールまで走る俺には、時間が無いのだ。
さて、この車両は'16モデル。
デカールデザインが、今ひとつ好きになれず。
だから'17モデルのデカールに張り替えた。
剥がした'16モデルのデカールは、
好きになれないと言いつつ捨てるにはモッタイナイと思ってしまうオッサンです。
新品デカールを貼るのも、プライマーの情報を仕入れることに苦労した。
#tomoさん、いろいろ教えてくれて感謝!
で、完成。
サイドのイタリアンカラーは'16のモノだが、良い雰囲気なので残してオリジナル風に。
そして近所(林道)をジーパンでひと回り。(←仕事待機中)
やはり2ストは軽くて良い。
このマシンは数年前からエア吸入ルートを変更している。
通常ならばエアクリーナーボックスあたりの穴から吸入するが、
なんとサイドカバーに穴は無く、これはデカールデザイン。
そしてエアの大部分はタンク上部から入る。
取り込んだエアを流すルートも作って、よりダイレクトに。
確かに、この場合は雨とか水が問題。
でもボックス手前に堤防のようなフラップでダイレクトに入らないようにしている。
まぁ、雨くらいでヤバいなら、ZZR1100のラムエアシステムはどーなってたんでしょね?
ボックス底部には他のオフ車と同じ出口が開いているので、
バケツのように水が溜まることは無い。
輸入元では、アワー(稼働時間)メーターを付けてくれた。
距離だけではなく、いろんなメンテに時間的長さを測れるので便利。
納品したら全く問題無い・・・のは国産車のみ。
毎度のことながら、現車を見ながら使いながら乗りながら手直し場所をチェックする。
今回もラジエタールーバー。
ラジエターガードを装着したからでなく、当たり前にハンドルを切り込むと当たっていた。
だから、壊れる前に削り取った。
ま、気にしないって人もいるんだろうけれどね。
マシンのシェイクダウンはHOP(北海道オフロードパーク)。
この軽さを体感するのは、ウッズセクションしかないと狙っていたのだ。
しかも身体には、先日の12時間耐久で走った4スト250の感覚も残っている。
お付き合いしてくれたのは、tomoさん。 あざっす!
画像の平地コースでは、ヘタさが丸見えの情けない走り。
これはマシンじゃなくて俺の問題。
それでもベステク基本形で、この144で走る体重心の場所を探していた。
シフトセンサーなのか、電気式バルブなのか、はたまた144ccの排気量なのか。
あきらかに125ccよりも乗りやすかった。 (←時代が違うんだから当たり前)
なんつーか、2スト特有のドッカン!が無い。
いやあるんだけど、スムーズ。
いや、もっと回せば効いたのかな。 (←ピストンの慣らし中)
そして走りながら楽しかったのは、本当に笑いながら走れたのは、ウッズセクション。
あの狭い林の中のコースで、ひらりヒラリと簡単に走れた。
ブレーキだって4スト250よりも効いた気がする。
片足を着いてアクセル開ければフロントあげながらの方向転換も可能だった。
125ccではギアの選択を迷っていた凸凹のルートも、面白いように走れた。
セルスターターは無いけれど、キック始動性は抜群の tm なので苦にはならず。
楽しすぎて、パンクしたけどね。
第二種原付自転車の125ccと比べて、
たった19ccで軽二輪になるのが税金的にも自動車保険的にも悔しいけれど、
144ccは楽しい!
今回はタイミングが良かった。
古くなる愛機。毎年でてくる新機種。次に進みたいけど進めない。
借りて走ったtomoさんの2ストロークマシン。
あちこちダメになった俺の2ストロークマシン。
そんな俺にお気遣い頂きまして、皆さん、ありがとうございました。
これを着てポディウム(表彰台)に立つのは無理だと思いますが、
楽しい時間を過ごせることに感謝して、これからも乗り続けようと思います。
速い上手いがバイク乗りでは無い。
乗り続けることが一番のバイク乗り、それがライダーである。
なんてね(笑)