'09STDE Day 2 弐
2周目の林道。フカフカの砂利道。
豪快な音に迫られた。
左コーナーだが、大きく右に寄った。
大きく手を振りながら抜いて行くKボタさん。
よくこんな砂利道で・・・危ないッスよ。
その後ではカン高い2ストの音。
無意識にハジに寄ったらTキザワさん。
これまた会釈しながら抜いて行く。
すごい二人だよね。それでいて一緒のコンビなんだし。
結果、彼らはBクラス二名の生き残りとして表彰されました。
2周目ゴールした時、多くのマシンがピットインしていた。
別に何も思わず感じず、俺は次の周回に行くことだけ考えていた。
鉄人さん、マシン不調でリタイヤしたらしい。
あのスゴ腕の息子さんまでも応援に来ていた。
二人が燃料を入れてくれる。
なぜかリンちゃんまでも手伝ってくれた。
ありがとうございます。
Sヤマさんは崖落ちしてるとの情報。
・・・そんなに攻めるヒトだったっけ?
ヒダカゴーグルを手にした。
今はヤメてしまったHダカさんからもらったゴーグル。
HTDE(ヒダカ)でも使ったんで、そう名付けました。
縁起がイイと信じているゴーグルを手にして、いざ3周目!
いや、あのウッズセクションに!!
まず。
スタート時のスタッフにはお礼を言っておきました。
「時間が無いんで、これが今年最後の別れとなるでしょう」
「ありがとうございましたー!」
画像が無いんで、ピット手前の川セクションを連続で(汗
さて、林道からニュルニュルを走って鉄塔下の黒土に。
雨の予報だったのに晴れ間が出て来て、泥も乾き始めた。
アップダウンをリアを左右に振りながら走り抜き、
木々の木漏れ日も届かない深いウッズの中へ侵入。
ワダチは深い。tmでさえ、140のタイヤさえ空転。
ラインを選んでタイヤを持ち上げてフラフラ。
呆然と立っているところへエージェントさん登場。
手伝いますよー と走る俺は草のツタに足を取られて転倒。
エージェントさんは自力で登って来た。
テクビ フショウシテイルノニ、ホントスゴイヨ、アナタハ。
そこから左に曲がれば地獄のウッズセクションがスタート。
#実はこれでもまだ地獄では無かったのよね
根性で進んだら、いきなりSヤマさんがいた。
隣にはマーシャルさん一人。
「やっと引き上げましたぁ」 って、こんなトコで落ちてたの?
どうやら転倒者に目線を奪われて、
気がつけばマシンもろともザザザザザーーーだったらしい。
そーですか と先に進む。(世間話している時間は無いのだ)
登り下りを繰り返し、やってきました本日のメインイベント。
ほんとにね、絵でも書いて説明したいくらい。
脳裏には鮮明に残ってますよ。
カメラ持ってりゃ良かったよ。なかなか無いよ、あんなシーン。
赤も黒も黄色も白も、全てのゼッケンが沢にたまっていたよ。
上から沢にたまっている選手を見下ろしていても始まらず。
止まっているヒトを横目にスススーっと中心まで降りた。
ルートは目の前の壁。
いくつものワダチにフラフラのマーシャルと赤ゼッケン(かな?)
助走する登り口は沢水が湧き出てマシンがシートまで埋まってる
周りを見渡しても過去のルートも役員道路も見当たらず。
つまり、リタイヤしてもココから抜け出なくちゃならんのだ。
エージェントさんがいた。
どうやらルート右側の沢からアタックするようだ。
とはいえ、かなりの急斜面に沢からの助走だけに無理。
5〜6人でマシンを引っ張り上げた。
はい次〜 なんて言っているうちに次々とマシンが並び始めた。
俺のマシンは遠くに止めてるし、これじゃいつになることやら。
ふと。 キャタピラの跡を見つけた。
その跡はルートの左側に続いている。
ユンボはどこかから出たハズだ。
このあとのルートの地形からして左に下るのかな?
歩いて確認。跡は切れていたが、そのまま登りながら倒木撤去。
それほど傾斜はひどく無いぞ。
山遊びの経験から希望の光が見えて来た。
マシンに戻ってタイヤのエアを抜く。かなり抜く。
バージンロードだからって、独りでスタックしたら馬鹿だし。
そこへSヤマさんも到着。
「すいません、ちょっと行ってみます。よければ後からどうぞ」
並んでいる人たちにはどう見えただろうか。
独りで草むらに消えてゆく俺を。
沢から下ってルートの左側に回りアクセルを全開。
グイグイ登って木の根でハマっても押せばクリアー♪ やほー。
登っている時にマーシャルさんも叫んでた。
「こっちからも登れるよー」
コースが荒れる前で良かったよ。
登り切った時、違うルートから登って来たヒトに聞かれた。
「助けてもらったけど、手伝った方がイイんすかね?」
こんな経験は無いのだろうか?
たしかに最近のレースに渋滞は無いからね。
「うん。その方がお互いに気持ちがイイんじゃないの」
と答えておいた。
林道に出てからは(俺なりに)全開。
コース閉鎖時間は5時間。
俺のスタート時間からして・・・と、
時計だけはシッカリ動いているメーターを見ながら飛ばし続けた。
ココもまだ。ココもマダ。どのチェックポイントでも止められず。
いよいよ最後の全開林道。
もうサイコーでした。
川のセクションの入り口チェックポイントで黄旗。
あー、3周完走は無理だったか・・・
と思いきや、
ココからは川だけなので逆走者もいないし進んで下さい。 と。
なんともラッキー。ヒダカゴーグルのおかげかな。
ロールオフを引っ張っているとこです。
水をかぶると、ほとんど見えなくなるんですよ。
ご覧の通り、色的にも好きじゃ無いし、古いゴーグルなんだけど。
ということで、ホントはコース上でタイムアウトだったんだけど
なんとか強引に3周を走りぬくことができました。
しつこいうようですが、規定周回は最後まで4周でした。
マシンセットアップからお世話になった方々。
tmRacing Japanさん。Top Endさん。ブラビッシモさん。
出発前から競技中まで応援してくれた道北STAGSメンバー。
一緒に走った鉄人さんSヤマさんほか皆さん。
そして、なによりも
大会運営して下さったスタッフの皆様
ありがとうございました!
静穏に張った田んぼの水と山からこぼれ落ちるほどの緑。
この気持ちのよい景観を また来年もよろしくお願いします。
自分勝手なレポートを読んでくれた方、ありがとうございました!
豪快な音に迫られた。
左コーナーだが、大きく右に寄った。
大きく手を振りながら抜いて行くKボタさん。
よくこんな砂利道で・・・危ないッスよ。
その後ではカン高い2ストの音。
無意識にハジに寄ったらTキザワさん。
これまた会釈しながら抜いて行く。
すごい二人だよね。それでいて一緒のコンビなんだし。
結果、彼らはBクラス二名の生き残りとして表彰されました。
2周目ゴールした時、多くのマシンがピットインしていた。
別に何も思わず感じず、俺は次の周回に行くことだけ考えていた。
鉄人さん、マシン不調でリタイヤしたらしい。
あのスゴ腕の息子さんまでも応援に来ていた。
二人が燃料を入れてくれる。
なぜかリンちゃんまでも手伝ってくれた。
ありがとうございます。
Sヤマさんは崖落ちしてるとの情報。
・・・そんなに攻めるヒトだったっけ?
ヒダカゴーグルを手にした。
今はヤメてしまったHダカさんからもらったゴーグル。
HTDE(ヒダカ)でも使ったんで、そう名付けました。
縁起がイイと信じているゴーグルを手にして、いざ3周目!
いや、あのウッズセクションに!!
まず。
スタート時のスタッフにはお礼を言っておきました。
「時間が無いんで、これが今年最後の別れとなるでしょう」
「ありがとうございましたー!」
画像が無いんで、ピット手前の川セクションを連続で(汗
さて、林道からニュルニュルを走って鉄塔下の黒土に。
雨の予報だったのに晴れ間が出て来て、泥も乾き始めた。
アップダウンをリアを左右に振りながら走り抜き、
木々の木漏れ日も届かない深いウッズの中へ侵入。
ワダチは深い。tmでさえ、140のタイヤさえ空転。
ラインを選んでタイヤを持ち上げてフラフラ。
呆然と立っているところへエージェントさん登場。
手伝いますよー と走る俺は草のツタに足を取られて転倒。
エージェントさんは自力で登って来た。
テクビ フショウシテイルノニ、ホントスゴイヨ、アナタハ。
そこから左に曲がれば地獄のウッズセクションがスタート。
#実はこれでもまだ地獄では無かったのよね
根性で進んだら、いきなりSヤマさんがいた。
隣にはマーシャルさん一人。
「やっと引き上げましたぁ」 って、こんなトコで落ちてたの?
どうやら転倒者に目線を奪われて、
気がつけばマシンもろともザザザザザーーーだったらしい。
そーですか と先に進む。(世間話している時間は無いのだ)
登り下りを繰り返し、やってきました本日のメインイベント。
ほんとにね、絵でも書いて説明したいくらい。
脳裏には鮮明に残ってますよ。
カメラ持ってりゃ良かったよ。なかなか無いよ、あんなシーン。
赤も黒も黄色も白も、全てのゼッケンが沢にたまっていたよ。
上から沢にたまっている選手を見下ろしていても始まらず。
止まっているヒトを横目にスススーっと中心まで降りた。
ルートは目の前の壁。
いくつものワダチにフラフラのマーシャルと赤ゼッケン(かな?)
助走する登り口は沢水が湧き出てマシンがシートまで埋まってる
周りを見渡しても過去のルートも役員道路も見当たらず。
つまり、リタイヤしてもココから抜け出なくちゃならんのだ。
エージェントさんがいた。
どうやらルート右側の沢からアタックするようだ。
とはいえ、かなりの急斜面に沢からの助走だけに無理。
5〜6人でマシンを引っ張り上げた。
はい次〜 なんて言っているうちに次々とマシンが並び始めた。
俺のマシンは遠くに止めてるし、これじゃいつになることやら。
ふと。 キャタピラの跡を見つけた。
その跡はルートの左側に続いている。
ユンボはどこかから出たハズだ。
このあとのルートの地形からして左に下るのかな?
歩いて確認。跡は切れていたが、そのまま登りながら倒木撤去。
それほど傾斜はひどく無いぞ。
山遊びの経験から希望の光が見えて来た。
マシンに戻ってタイヤのエアを抜く。かなり抜く。
バージンロードだからって、独りでスタックしたら馬鹿だし。
そこへSヤマさんも到着。
「すいません、ちょっと行ってみます。よければ後からどうぞ」
並んでいる人たちにはどう見えただろうか。
独りで草むらに消えてゆく俺を。
沢から下ってルートの左側に回りアクセルを全開。
グイグイ登って木の根でハマっても押せばクリアー♪ やほー。
登っている時にマーシャルさんも叫んでた。
「こっちからも登れるよー」
コースが荒れる前で良かったよ。
登り切った時、違うルートから登って来たヒトに聞かれた。
「助けてもらったけど、手伝った方がイイんすかね?」
こんな経験は無いのだろうか?
たしかに最近のレースに渋滞は無いからね。
「うん。その方がお互いに気持ちがイイんじゃないの」
と答えておいた。
林道に出てからは(俺なりに)全開。
コース閉鎖時間は5時間。
俺のスタート時間からして・・・と、
時計だけはシッカリ動いているメーターを見ながら飛ばし続けた。
ココもまだ。ココもマダ。どのチェックポイントでも止められず。
いよいよ最後の全開林道。
もうサイコーでした。
川のセクションの入り口チェックポイントで黄旗。
あー、3周完走は無理だったか・・・
と思いきや、
ココからは川だけなので逆走者もいないし進んで下さい。 と。
なんともラッキー。ヒダカゴーグルのおかげかな。
ロールオフを引っ張っているとこです。
水をかぶると、ほとんど見えなくなるんですよ。
ご覧の通り、色的にも好きじゃ無いし、古いゴーグルなんだけど。
ということで、ホントはコース上でタイムアウトだったんだけど
なんとか強引に3周を走りぬくことができました。
しつこいうようですが、規定周回は最後まで4周でした。
マシンセットアップからお世話になった方々。
tmRacing Japanさん。Top Endさん。ブラビッシモさん。
出発前から競技中まで応援してくれた道北STAGSメンバー。
一緒に走った鉄人さんSヤマさんほか皆さん。
そして、なによりも
大会運営して下さったスタッフの皆様
ありがとうございました!
静穏に張った田んぼの水と山からこぼれ落ちるほどの緑。
この気持ちのよい景観を また来年もよろしくお願いします。
自分勝手なレポートを読んでくれた方、ありがとうございました!
by HMBiker
| 2009-06-27 21:11
| 参戦レポ
|
Comments(3)
はい!楽しませて頂きました。
頭の中で言葉を映像化して走ってる姿を想像してました。
エージェントさんの登場する所は結構鮮明に映像化出来ましたよ(笑)
レースもレポもお疲れさまでした♪
来年もまた開催されるといいですね。
是非一度、撮影にも行きたいです。
頭の中で言葉を映像化して走ってる姿を想像してました。
エージェントさんの登場する所は結構鮮明に映像化出来ましたよ(笑)
レースもレポもお疲れさまでした♪
来年もまた開催されるといいですね。
是非一度、撮影にも行きたいです。
0
Commented
by
エージェント
at 2009-06-27 22:25
x
Commented
by
HMBiker at 2009-06-28 12:13
お二人とも、コメントありがとうございます。
きこない…ホントに楽しかったデスよ。
簡単なコースならば文句が出て、難しくすればしたで不満が出て。
コース設定は悩むところだと思います。
で、今週末の俺はモタード中。
マッタリと過ごしてますが、アスファルトすらも厄介です(汗)
きこない…ホントに楽しかったデスよ。
簡単なコースならば文句が出て、難しくすればしたで不満が出て。
コース設定は悩むところだと思います。
で、今週末の俺はモタード中。
マッタリと過ごしてますが、アスファルトすらも厄介です(汗)